資料をつくりたいと思ったとき、現在はさまざまな選択肢があります。生成AIを使って自分でつくる。デザイン会社へ依頼する。広告代理店にまとめて相談する。資料作成を専門とする会社へ依頼する。どの方法にも、それぞれ得意なことがあります。
そのため、「一番優れている依頼先はどこか」と考えるより、「今回の資料で、何を任せたいのか」から考える方が、依頼先を選びやすくなります。
この記事では、生成AI・デザイン会社・広告代理店・資料作成会社の違いを整理し、資料の状態や目的に合わせた選び方をご紹介します。
「資料作成」と一言でいっても、実際には複数の工程があります。
例えば、
などです。
すでに原稿や構成が完成している資料と、「伝えたいことはあるけれど、まだ整理できていない」という資料では、必要な支援がまったく違います。
そのため、依頼先を探す前に、まずは現在の資料がどの状態なのかを確認してみましょう。
主に必要なのは、デザインやレイアウトの改善です。
情報整理や構成設計から支援してもらう必要があります。
ヒアリングから入り、構成・原稿・デザインまで一緒につくる必要があります。
この違いが、依頼先を選ぶ大きな基準になります。
生成AIは、資料作成の初期段階で非常に便利です。
特に、
といった作業とは相性があります。
自分で判断・修正しながら、早くたたき台をつくりたい人。
例えば、「まず営業資料の構成案を10分でつくりたい」「長い原稿を一度整理したい」といったケースでは、非常に使いやすい方法です。
一方で、AIが出した内容をそのまま採用すれば良いとは限りません。
特に、この資料で最終的に何を判断してほしいのか、相手は何が分からないから決められないのかといった判断は、人が考える必要があります。
会社独自の事情や営業現場の背景も、AIが自動的に理解しているわけではありません。
生成AIは、考える作業を補助する道具として使うと非常に強力です。
原稿や構成がすでに固まっている場合は、デザイン会社が有力な選択肢になります。
などです。特に、「内容は変えずに、見た目を大きく改善したい」というケースには向いています。
伝える内容はすでに決まっていて、主にデザイン品質を高めたい人。
例えば、「社内でつくった営業資料をプロらしくしたい」「会社のブランドに合わせて資料全体を整えたい」という場合です。
デザイン会社によって、対応範囲は大きく異なります。デザインだけを担当する会社もあれば、構成や原稿まで相談できる会社もあります。
そのため、どこまで内容に踏み込んでもらえるのかは、依頼前に確認しておくと安心です。
資料制作だけでなく、広告・Web・動画・キャンペーンなども含めて相談したい場合は、広告代理店が選択肢になります。
例えば、
といった場合です。
資料単体ではなく、広告やWebを含めてまとめて相談したい人。
複数の制作物を横断して進められることは、大きなメリットです。
一方で、PowerPoint資料の制作をどの程度得意としているかは、会社や担当チームによって異なります。資料制作だけを依頼したい場合は、
なども確認すると良いでしょう。
資料作成を専門とする会社は、PowerPointなどの資料を中心に、必要な工程を組み合わせて対応することを得意としています。
例えば、情報整理・構成設計・原稿・図解・グラフ・デザイン・PowerPoint制作などです。
デザインだけでなく、内容や構成まで必要な範囲を相談して決めたい人。
例えば、
といったケースです。
一口に資料作成会社といっても、得意分野はさまざまです。デザインを中心とする会社もあれば、
など、資料の目的に応じた構成設計を得意とする会社もあります。
そのため、過去の制作実績だけでなく、どこまで相談できるかを見ることが大切です。
それぞれの特徴を整理すると、次のようになります。
| 比較項目 | 生成AI | デザイン会社 | 広告代理店 | 資料作成会社 |
|---|---|---|---|---|
| たたき台作成 | ◎ | △ | ○ | ◎ |
| 情報整理 | ○ | △〜○ | ○ | ◎ |
| 構成設計 | ○ | △〜○ | ○ | ◎ |
| 原稿作成 | ○ | △〜○ | ○ | ○〜◎ |
| デザイン | ○ | ◎ | ◎ | ◎ |
| PowerPoint対応 | ○ | ○ | △〜○ | ◎ |
| 資料単体の相談 | ◎ | ◎ | △ | ◎ |
| Web・広告まで一括 | △ | △〜○ | ◎ | △ |
※一般的なサービスの特徴をもとに整理しています。各社・各サービスによって対応範囲は異なります。
大切なのは、この表で優劣を決めることではありません。
資料の状態と目的によって、適した選択肢が変わる
ということです。
依頼先に迷ったときは、次の3点を確認すると整理しやすくなります。
まず確認したいのは、原稿と構成がどこまで完成しているかです。
内容も構成も完成していれば、デザイン中心の依頼で十分かもしれません。一方で、「情報はあるがまとまっていない」という場合には、情報整理や構成設計から対応できる会社が向いています。
次に、自社で行う作業と、外部へ任せる作業を整理します。例えば、
などです。「資料作成一式」とだけ依頼するより、必要な工程を整理しておく方が、見積もりも比較しやすくなります。
PowerPoint資料では、納品後の運用も重要です。例えば決算説明資料や営業資料は、一度つくって終わりではなく、その後も数字や内容を更新することがあります。その場合は、
なども確認しておくと良いでしょう。
ここまでの内容を、よりシンプルに整理すると次のようになります。
→ 生成AI
アイデア整理や構成案、原稿のたたき台などに向いています。
→ デザイン会社
ビジュアル品質やブランド表現を重視したい場合に向いています。
→ 広告代理店
資料だけでなく、複数媒体を横断した施策に向いています。
→ 資料作成会社
資料そのものを中心に、必要な専門性を組み合わせたい場合に向いています。
資料作成には、さまざまな選択肢があります。生成AIにも、デザイン会社にも、広告代理店にも、資料作成会社にも、それぞれ得意なことがあります。
大切なのは、「どこが一番良い会社か」ではなく、「今回、何を任せたいか」を考えることです。
原稿も構成も完成しているなら、デザインだけ依頼すれば十分かもしれません。情報が整理されていないなら、構成から相談できる相手が必要です。目的しか決まっていない場合は、ヒアリングから一緒に資料をつくれる会社が向いています。
HIGHVOLUMEでは、デザインのみのご依頼にも対応しています。必要な場合には、情報整理・構成・原稿・図解・グラフまで、資料の状態に合わせて必要な専門性を組み合わせてご提案します。
最初からすべてを依頼する必要はありません。
今どこまで決まっているのか。
どこからプロに任せたいのか。
そこから相談できます。
営業資料・提案書・会社案内・採用資料・行政向けプロポーザルなど、資料の目的や現在の状態に合わせて制作内容をご提案します。